皆様よくご存じの熱い男、「松岡修造さん」についていろいろと(彼の偉業に敬意を表して修造さんと呼びます)
今から約18年ほど前に修造さんを中心としたテニスイベントがグリーンピア三木でありました。
2日間に渡る大規模なイベントで、のべ1000名の参加者
目玉はやはり修造さん!熱い男は違います。
ジュニア参加者を集めてあいさつの後にみんなでランニング(詳細な打合せ完了)
ウォーミングアップの軽~いランニングの予定です♪
ところが修造さんは違います!?
すっと走り出したと思ったら自分のペースでしょうか、ほぼみんなを振り切っての走り!
えっ、マジで!ジュニア達は追いつくのに必死。修造さんの独走でした。
「俺について来い。世界は近いぞ!」 これを表現したかったんかな・・・とスタッフ間で納得
さて、本題です。現役の修造選手には3名のコーチがいました。
①ボブ・ブレッド
「明日にでもアメリカへ来い」の一言で、修造選手は高校休学のまま渡米してプロを目指していきます。
生活や環境をブレッドのお世話のもとに技術を磨く。今も修造チャレンジ等のアドバイザーとして協力
デ杯選手の育成とか日本テニスの躍進に一役買っていただいております。
②ロッド・フェルナンデス
ブレッドがBベッカーのコーチを引き受けたため、ホップマンキャンプのフェルナンデスが2人目のコーチとなる。
相性は今一つであった。修造によると「彼は優しかった。試合に負けた僕と一緒に悲しんでくれた。
慰めよりも負けたことへ怒ってくれたほうが何倍も嬉しかった。」
③アルバロ・ベッタンコ
3人目のコーチです。ラテン系の情熱的性格 コロンビア人
「僕はアルバロ・ベッタンコというコーチに10年以上ついたのですが、アルバロはホップマンキャンプで、朝7時から夜9時まで、お昼はバナナしか口にせず、休みなくコーチをしていました。
体力的にも相当きついはずでしたが、ジュニアに対しても、アダルト、そして子供に対してもどんな初心者でも彼は熱心に指導します。
絶対に手を抜くことはなく、指導的にも本当にプロでした。
こうして、これまでの彼らの一生懸命な姿を見たら,こちらも一生懸命にやらざるを得なかったのです。」
そして、アルバロについてもっとも印象的なこととして修造選手はこう書き記しています。
試合で全く動けず完敗を喫した日のこと。修造はアルバロに声を荒げて「一人にしてくれ!」と、
アルバロは自分が負けたかのようなうに悲しみ修造の部屋を出て行った。
悔しくて無性に練習したかった。激しい練習で弱い自分を徹底的に打ちのめしたかった。
しかし一人では練習できない。それでも居てもたってもいられずに練習コートへ向かった。
するとコートにはすでにラケットを持ったアルバロの姿があった・・・。
私の大好きな話です。アルバロコーチに憧れますよね。(写真は別人)