1ゲーム中でのポイント構成のことです。ノーアドゲームの場合は、
0-15.0-30.0-40.15-0.15-15.15-30.15-40.30-0.30-15.30-30.30-40.40-0.40-15.40-30.40-40
・・・組合せ15通りでしょうか。
ポイントによって考えることは多少違ってきますね。当たり前のことですが、ちょっ解説します。
①相手サーブ40-0。絶対的不利なポイント 崖っぷちで挽回するには4ポイン連取のみ
②相手サーブ30-0。万一落とすと①の状況になる。
③相手サーブ30-15。絶対に欲しいポイント 万一落とすと挽回に3ポイント連取必要
どうですか。②や③でも結構厳しいでしょ。①なんて意識が飛びそうですね。
理解していただきたいのは、30がらみでのポイント構成は中盤ではなく終盤なんです。
30からのポイント落とすと(30-30から30-40なら)勝つには2ポイント連取しかないのです。
呑気にしている場合ではないです。
これはテニス用語の問題もかかわっていると思います。
ポイント数は時計の文字盤に見立てて15-30-45-60に起因しています。
だから半分取られても30。もし100分率で表現したらなら25-50-75-100となります。
40-0は75-0、30-0は50-0、30-15は50-25で、表現の重さが変わるように思います。
75-0なんて聞いたら絶対挽回なんて不可能に思うでしょ。75-25でも吐き気がします。
本題に戻って、30取れば終盤戦のモードに突入です。相手はまだ呑気にしています。
相手が油断しているうちに沈着冷静にこのビッグポイントを取って40にしましょう。
しかしながら、もしあなたが0-40になってしまったら・・・ 4ポイント連取しかない。
あきらめないけど挽回はほぼ難しい。わたしなら開き直ってこのゲームが取れなくても結構、
次につながる展開に持ち込みます。派手なことは考えませんが、ゲームを落としても相手が
嫌になることをします。例えば中ロブでとことん粘る。 縦ロブで相手前衛に触らせる。
前衛の右肩辺りに柔らかいボールを送って打たせてからアプローチなど。
ド派手なミスは禁物です。相手に嘗められない嫌味なことが必要で、タフネスをアピールする。
いかがでしょうか。口先だけのノープランで「頑張ろうぜ」では勝てません。
試合巧者はポイントにより、やるべきことを熟知しています。
腹決めて肝据えてしぶとく戦いましょう。30取ったら終盤戦だよ。