主審の付かないセルフジャッジの試合では、ネット上のボールがネットを越したかどうかの判断は出来ないです。
もちろんセルフジャッジですから打球した本人の申請によります。
しかしオーバーネットの判定基準を知らない方が多いのでこの機会に覚えてください。
結果から言うと「オーバーネットしたんちゃうの?」は恐らくオーバーネットでしょう。
「ルールオブテニス」規則24プレーヤーの失点
(h)項目 ボールがネットを越してくる前に打った時
問題はボールがネットを越した時とはどの時点かですね。
答はネットの仮想延長線上をボール(直径約7センチ)が完全に越した時です。
ネット上空から自身のコートに7センチ入ってからストリングに当たれば有効返球です。
いかがでしょうか。結構中に入ってからのボールですから見るからに手前です。
ネット上空のボールを打てばオーバーネットです。
ルールを勘違いしている方は、ネット上空のボールは打ってもいいと思っています。
<オーバーネットへの対処方法(質問編)>
自分「オーバーネットされていませんか?」
相手「していませんよ」
自分「打った時はボールがネットのどの辺りでしたか?」
相手「ネットの上でした」→相手の失点
相手「ネットを越してから打ちました」→有効返球
<結果>
オーバーネットではないギリギリ有効返球のショットは見るからにネットの向こうにラケットがあります。
オーバーネットのように見える場合は恐らくオーバーネットでしょう。
これはコーチとしての数々見た橋本の経験上の答えです。
ただしセルフジャッジ採用の試合では相手が認めない限り失点にはなりません。
だからルール問題で聞き出すしかないですね~♪ くれぐれも揉めないように。