前回(5/17)はイメトレについての解説でした。
脳でのイメージが筋線維と連動している。頭の思いが身体に通じるということでした。
今回はイメトレの方法を解説します。
やるべきことはすごく簡単です。ただしイメージが浮かぶ、持続するかが難しいです。
雑念ばかりの私は挫折した経験があります。現在はそれなりには出来るようになりました。
まずはトレーニングの進め方です。次のような手順で進めていきましょう。
1.静かな場所に行く
2.目を閉じて椅子に座るか、仰向けに寝る。リラックス法などを行ってもよい
3.1〜2分イメージする
4.1〜2分休み
5.1〜2分イメージする・・・繰り返す
6.自己評価、感想などを書く
・慣れないうちは、イメージする回数を1〜2回と少なくしておきましょう。
・慣れてきたら、イメージする時間を3〜5分まで延ばします。
・2~6のトレーニングは、長くても30分以内で終わらせるようにしましょう。
イメージすることに慣れてくれば、試合会場のように多少うるさいところでもできるようになります。
何をイメージする?
イメージするのが簡単なものから始めて、トレーニングが進んできたら徐々に複雑にしていきます。
<基礎練習>
・テニスコートの様子、ラケットやボールなど
・プレーしているシーン(内的イメージ)自分の眼で見ているシーン
・プレーを見ているシーン(外的イメージ)外から映像のように見ているシーン
<応用練習>
・習得したい技術練習
・ペアとのフォーメーション
・ベストプレーのイメージ
「鮮明さ」:描くイメージがどのぐらい鮮やかではっきりとしているのか。
練習ボールをイメージするときは、色だけでなく、重さや手触り、においまでもがリアルに感じられるくらいに「鮮明な」イメージを描けるようになる。
「コントロール能力」:描いたイメージを自分の思い通りにコントロールできる力のことです。
成功のイメージを描きたいのに失敗するところばかりが出てきてしまう。(残念ながら結構あります)
イメージは放っておくと、勝手に動いてしまう「自律性」を持ってます。
勝手に動いてしまうイメージを自分の思い通りにコントロールできるように鍛えていくのです。
いかがでしたか?言うのは簡単です。
ただしこれはアスリートが行う正しいイメージトレーニング方法です。
一般庶民の私たちは、簡単なことだけを思い描くことだけでも充分だと思っています。
雨の日はイメトレで~♪
ちなみに専門的には、Visual Motor Behavior Rehearsal ( V.M.B.R)と呼ばれています。
脳が映像を実体化するのですね。