トーナメントクラスの練習にて。
ボール出し練習では、原則配球コースは自分で自由に決めて打ってもらっています。
狙った結果の精度は別として、どのような配球をするかいつも楽しみにしています。
要素としては、タイミング、スピード、間合いの緩急、回転(順・逆・横)、回転量、打点、軌道、見せかけ・・・等
実に楽しいです。バリエーションが無限大にあります。どんな感覚で打ち続けているか。
・初級者/同じ回転・スピード・タイミングでクロスばっかり。直線的な軌道が多い。
・中級者/スピードとコースは変化させている。回転量はまあまあ。軌道は単調かな。間合いの緩急は少し。
・中上級者/ロブとドロップも多用する。コース分けが読みづらい。同じ打つ態勢から緩急つけ、打点も変化
・上級者/私の期待を外してくる。絶えず読まれないよう隠す意識で打つ。
私は打つまでの仕草を大切に見ています。上手く飛んだかは興味ないです。
本人は上手く飛んだかが練習の的でしょうけど、だいたい打つ前に解りますからね。
単調すぎると、「おもしろくないぞ~」と声掛けします。
また狙うコースの球にも理由がある。ペアが詰めているか詰め損なっているかで球種が変わります。
そして上級者は試合の球をボール出しの練習で打っています。
フォームを固めるための練習とシチュエーションを考慮しての配球練習とは区別しています。
時に見ている私が、「えっ、そんなコースありか!」とか「まさかそのタイミングで打つかぁ!」
感心して驚く場面にも遭遇します。だからコース設定は任せています。
とある上級者は全部自分の練習したいコース1点だけを集中して打ち続けました。敬服します。
いかがですか。単調な練習ほど考えてやりましょう。発想は柔軟になります。