近年のルール改正(セルフジャッジ)の中で最も変更があったように思います。
と同時にもめる問題が多々潜んでいます。今年はこの一波乱がありますね。
◆「ジャッジ」と「コール」の権利が大きく変更されました!!
①アウト、フォールト、グッド(イン)のジャッジは自分側のコート 現状維持
②ネット、スルー、タッチ、ノットアップ、ファールショットは自分側と 『相手側のコート』!!
つまり相手コートのショットについて「ジャッジ」ができることです。絶対もめる(> <)
そこで②のケースについて説明します。
<ネット>
サービスボールがネットに触れたのが「ネット(net)」 (レットではない)
サービスの前衛がコールするはずです。
※レットは、その後正しいコートにサーブが入りレシーバーがジャッジします。(勘違いしやすいので注意)
<タッチ>
ボールが身体に触れた。 持ち物を相手コートに落とした。
ラケットや身体がネットに触れた。ボールがラケットに触れた。
<ファールショット>
故意にラケットでボールを二度打った。 オーバーネット。
ノットアップについても相手が「ジャッジできる権利」が生じました。バトルが勃発しますね~
〇「ノットアップ!」だよ。「いいえしてません。」 言い合いが始まります。
〇サービスの前衛が「レット!」 レットのジャッジは今まで通りレシーバーがすべき権利です。
サービス側がジャッジすれば失点です。「レット」のコールはできません。
「ネット!」のコールが出来るだけです。ここがポイントですね。
「レット」vs「ネット」の言葉だけの戦いが始まります。聞き取れますか?
どちらが認めるかです。どちらも引かなければどうなるの?
※兵庫県ジュニア委員の方に伺うと「決着をつけてもらうしかない」との返答
大きな変更 『ミスジャッジ』について
ミスジャッジを自ら訂正した。オーバールールされた。1回目はレット、2回目以降失点となります。
アウト、フォールトのミスジャッジ
ネット、スルー、タッチ、ノットアップ、ファールショットのミスジャッジも同様の扱いです。
いかがですか? もめどころ満載です。知っている方が勝ちかも・・・。
兵庫女子連では今春のステップアップ大会から運用されています。
ご不明な点は大会期間中に大会本部へご確認ください。
◆現在橋本が調査していますが、もし間違いがあればすぐ訂正いたします。
ルール問題は見解がいろいろ出てきますので精査いたします。
例えばノットアップについて、相手側から指摘(ジャッジ)されても本人が違うと言い切れば相手側の失点となる。
という見解も伺っています。
となると「ジャッジ権」ではなく「コール権?」だけとなるのでしょうか。
伺う先は、県協会・県女子連・日本テニス協会? 頑張ってみます。