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スタッフブログ

芝コートでバランスを取る難しさ

ウインブルドン選手権真っ最中の今週に贈る記事 ちょっと古いですがご容赦

A.アガシ現役時代のエピソード

有名な日本人ツアーコーチが目の当たりにした状況をまとめています。

 

ウインブルドンの練習コートで自分たちの順番待ちをすることになった。

前の順番がアガシ選手で、クリックステイン(30位)とヒッティング練習中を観察

アガシはまるでハードコートでの練習のようにいつも通り

相手はバランスを崩して決して上手いとはいい難く、失礼ながら見劣りした。

原因はコートにある。

前年に初めてウインブルドンに出場したときの練習で、あまりのイレギュラーに帯同の

日本人女性選手がコートでパニックに陥り、なんとコートでしゃがみこ泣き出した。

それぐらい芝のコートは自分のテニスをさせてくれない。

アガシの練習が終わり、自分たちの練習が回ってきた。

そこで彼女にアガシがプレーしていた方を渡して練習開始する。

きっとアガシ側はまだコート状況は良いはずだから。

練習を始めてすぐに、そこは何の変哲もないただのボロボロでデコボコのコートと判った。

筆者はそのときはじめてアガシがウインブルドンで優勝できた理由が理解できた。

テニスは「相手のバランスやリズムやタイミングをいかに崩すかを競い合う」競技だ。

芝のコートでバランスを崩しそうな中で、いかにバランスを保つことがいかに難しいかを

再認識させられた。

 

テレビ画面では解りづらい状況ですが、こんな生の感想を聞くとより興味がわきますね。

知人のプロコーチがウインブルドン観戦で、ビーナスWのサービスを身近で見た感想が素敵♪

「バウンドしてからすごく滑る。初めて見た軌道だった。トリッキー!」

もし職業を尋ねられたら、会社員と答えることにした。そして趣味は? 「テニス観戦です」

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