今週に入って涼しくなりました。コートでの汗もまったく違いますね。
さて、今回も身体意識の表現です。(いつもながら私見の域です)
テニスのアドバイスでよく耳にするのが、「膝を曲げて」です。
膝を曲げる(屈曲)は大切な動作ですが、身体バランスが悪いと前傾となり場合によっては腰が
浮いてしまいます。へっぴり腰ですね。また曲げすぎると膝に負荷がかかります。
テニスで膝に意識するときは、内股的な左右の送り動作で股関節のスムースな可動を理解するときでしょうか。
膝を曲げて重心を下げたいのであれば、「腰を落とす」がベターな感覚表現かと思います。
足底部の重心はやや踵よりになります。美術館で鑑賞しているような姿勢で疲れない態勢と思ってください。
腰の重心バランスは、例えば重いものをしゃがんで持ち上げるように背筋を伸ばして骨盤を前にせり出すような
姿勢でしょうか。この方が股関節が動きやすいです。
現在のテニスは昔(昭和風)のような前傾・つま先荷重ではありません。
背筋がシャキッとした姿勢にある傾向です。(私的には骨盤に乗った姿勢と感じます)
この姿勢の方が股関節も可動しやすいですし、視界も広く、体幹を感じられると思います。
如何でしょうか。一度試してください。