興味あるテニスの記事をご紹介します。20年も前の切り抜いた記事をまとめました。
エドバーグが練習コートでスマッシュの練習をしているときのこと。隣に座っていたコーチが筆者に
「エドバーグの打ったスマッシュの位置をよく見てごらん。いつもあんなに浅い(サービスライン付近)
だろう。それに比べて本村剛一はベースライン付近を狙ってミスをしている。」
何気なく言われたひと言にハッとした。エドバーグのスマッシュも10数回に1回はベースライン付近に
弾むことがあるがこれは彼の「ミスショット」であることは明らかだった。
その後他の選手を見ているときに「どこを狙っているのか」、「どこバウンドしているか」を注意深く
見る癖がついた。
ナブラチロワのボレー練習では、実に8割以上がベースラインとサービスラインの中間あたりに
コントロールされていた。決して深くはない。
「ラインを狙って打て」は世界的に有名なコーチ、故ハリー・ホップマン氏の影響ではないか。
プロでも天才肌のマッケンローやアガシなら狙えるかもしれない。(現在ならキリオスだろうか)
あのB・ボルグですら一度もラインを狙ったことはないかったそうだ。(デ杯監督談)
ラインに乗ったのはすべてアクシデント(偶然)だったと本人が語っていた。
日本ではボレーやスマッシュを深く打つものだと信じて疑われていない。
トッププロの練習も注深く観察していると必ずしも正しくないことに気付いた。(1997.3月の記事)
みなさん如何でしょうか。オンラインなんてミスショットです。狙うべきものではないです。
コンシスタンシィーの重要性(7/5号)を読み返してください。