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スタッフブログ

明日が憂鬱ではいけない、明日が楽しみな状態で今日を終える

またしてもサッカーのコラムです。最近テニスに関する情報が減って「なんだかなぁ」です。

今回はテニスの強豪「相生学院」のサッカー部のことですが。

「楽しくなければスポーツじゃない」なんですよね~。ジュニアは指導者で変わるんです。

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練習しすぎで「明日が憂鬱ではいけない」 日本で高校生指導、元Jリーグ助っ人が説く大切なこと

サッカー・Jリーグで通算7年間プレーした助っ人DFが、今年から日本の高校生を指導している。元ブルガリア代表DFイリアン・ストヤノフは28歳だった2005年に初来日。名将イビチャ・オシム監督率いるジェフユナイテッド千葉でタイトル獲得に貢献すると、サンフレッチェ広島、ファジアーノ岡山と渡り歩き2011年限りで現役を引退した。

その後も日本に住み続けるストヤノフは、山口県で「FCストヤノフ・サッカーアカデミー」を創設し、日本の育成年代の指導にも携わってきた。そして今春からは、兵庫県淡路島にある相生学院高校サッカー部のコーチに就任。初来日から18年、異国の文化にすっかり馴染んでいる元ブルガリア代表DFは、日本サッカーの姿をどのように見ているのか。育成年代の指導において、大切にすべき点について持論を展開した。(取材・文=加部 究)

高校生年代では「良いプレーをして負けたなら全然問題ない」

現役を退いてから、山口県で「FCストヤノフ・サッカーアカデミー」を創設した。

「でも山口では野球人気が高くて、生徒を集めるのが大変だった。昨年のカタール・ワールドカップで日本代表が活躍したから、だいぶサッカー人気が野球に迫っているとは思うけどね」

カタール・ワールドカップで戦う日本代表の試合を見て、ストヤノフは彼らが醸し出す一体感に感銘を受けた。

「優れたチームを作るためには、みんながファミリーのように結束しなければならない。日本代表はそれができていたし、僕がプレーした頃の千葉もそうだった。社長からスタッフまで、みんな温かい関係で繋がっていた。これは凄いこと。だから強かった」

一方で、目標だったベスト8を懸けたクロアチア戦での明暗を分けたのは「経験だった」と指摘する。

「クロアチアはルカ・モドリッチをはじめ、一部のベテランが欧州トップレベルのチームで何年間も経験を積み重ねていた。日本との違いはそこだけ。日本にも凄く良い選手がたくさんいる。でも、もう少し自分たちを信じる力があれば、勝てていたかもしれない」

今春からストヤノフは、兵庫県淡路島にある相生学院高校サッカー部で指導に携わっている。

「チームとして勝とうとするより、選手たちを育成する。その考え方が気に入ったんだ。高校生年代では、サッカーをよく勉強して、考えてプレーすることが大切です。サッカーだから、当然勝つこともあれば負けることもある。でも、もし良いプレーをして負けたなら全然問題ない。18歳までにしっかりとした基盤ができていれば、たぶんプロになって35歳前後までプレーすることができる」

日々の練習では「明日が楽しみな状態で今日を終える」ことが一番大事

そしてストヤノフが、長く続けるために何より強調するのが「楽しむ」ことだ。

「今日のトレーニングが終わったら、明日は何をできるようにしようか考える。その繰り返しが選手たちを成長させます。そのためには、今日トレーニングをやり過ぎて、明日が来るのが『やばい……』と憂鬱になるようではいけない。明日が楽しみな状態で今日を終える。これが一番大事なんです」

不安や緊張を抱えてプレーをするのではなく、楽しく伸び伸びと試合に臨む。こうした姿勢から、バルカン諸国で根づいた「美しいサッカー」が育まれてくるのだという。

「必要以上に緊張していたら自分を表現するのが難しくなる。選手たちにはエンジョイとスマイル。それが最も必要なんですよ」

日本に住み始めて18年目になる。まだ流暢な日本語ではない。しかし少ないボキャブラリーでも積極的に明るく話しかけてくるストヤノフは、すでに選手たちの心を掴んでいるそうである。(文中敬称略)

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さて相生学院といえば、かつての明石城西高校テニス部の名監督を思い出します。

先生の練習は厳しさで超有名でした。そして素晴らしい選手を何人も輩出されました。

「貴美人」先生、名前は優しいけど顔とが一致しない!

厳しいけど温かい方です。懐かしいなぁ。

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