コクヨ、紙が灰色の「白と黒で書くノート」(記事より)
コクヨは、紙が灰色の「白と黒で書くノート」を、6月25日にオンラインショップ等で発売する。価格は900円。
白と黒で書くノートは、紙の色に対して暗い色の文字と明るい色の文字は同時に読みにくいという視覚が持つ性質を利用しているという。灰色の紙に黒と白の文字を書く、明度のコントラストを利用したノートの新しい使い方を提案。大切な部分を際立たせる、周辺情報を十分に記す、光と影を描くといった、ノートの新しい使い心地を狙う。
コクヨでは2018年のコクヨデザインアワードにて、「BEYOND BOUNDARIES」(境界を越える)というテーマを掲げ、「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般」を募集。コクヨデザインアワード2018優秀賞受賞作品として、白と黒で書くノートが選ばれた。
商品化に向けて、サンプリングによって使用例を収集。単に白と黒を使い分けてまとめるだけでなく、マインドマップのような図解や、イラストを伴う使い方が多いことが見えてきたという。
サイズは210×168mm(高さ×幅)で、見開き時はPC画面等を意識した16:10の特殊サイズ。パソコンで検討した内容をノートに持ってきたり、パソコンの手前にノートを置きながら作業するなど、パソコンとノートを行き来する使い方に便利なサイズとしている。
ノートの中央は、分断されていると思考を広げていくような使い方には合わないという理由から、とじ具を使わずフラットに開ける製本法を採用している。