Q:うがいはあまり効果的ではないの?
最新の研究で、うがいにインフルエンザ予防の効果が期待できないことが明らかになりました。
また、厚生労働省による「平成29年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」でも、うがいは明記されていません。
インフルエンザは風邪と同様にウイルス感染による疾患ですが、ウイルスは体内の細胞に侵入して分裂することで増えていきます。
20~30分程度で侵入してしまうため、口内のウイルスを除去するためにはかなりの頻度でうがいをしなければならず、予防効果はあまり期待できません。
◆そこでぜひ実践してほしいのが、「手洗い」と「顔を触らない」こと。
インフルエンザはかなり近づかない限り、くしゃみやせきで感染することはありません。
飛沫感染よりも注意したいのは、接触感染。
インフルエンザの多くはくしゃみやせきで飛散したウイルスが付着したドアノブや机などを触り、ウイルスが付いた手で目や鼻をこすることにより感染するからです。
だから外出中は顔を触らないことが大切。
正しい手洗いやアルコールなどでこまめに手を清潔に保つことを心がけてください。
(日経トレンディネット 2017年12月7日付の記事より抜粋)