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スタッフブログ

予測と反応

相手がどこに打ってくるかを体勢を見て予測する。とっても大切なことだと思います。

肩から体幹の入り方、肩の開くタイミング、ラケットの振り出し角度・・・等で何か予測できることがあります。

ではどこまで予測できるのか?

①強打する、強打しない

②ロブがあるか、ないか

③クロスか、ダウンザラインか

④まったく予測不可能

これくらいでしょうか?  これだけ予測できるだけで大変役立ちますよね。

④の予測不能も予測と思います。「まな板の上の鯉」状態ですけどね。

 

今回私がお話したいのは、予測の限界です。

たとえ強打してくると予測しても、私の右か左かに打ってくるまでは予測できないと思います。

ここから先は実際に飛んできたボールを見てからしか判断できないでしょう。

だから『見てからしか動けない』ということです。

右に飛んでくると視覚で認識して、身体が動き出すまでに0.2秒はかかります。

やわらかい眼と身体で瞬時に動き出しての話です。

私見ですが、50代の私が無駄に足を動かして準備すれば、逆に眼と身体が硬くなり

返って反応が遅くなるように思います。

眼が強すぎると(=睨んだ場合)眼の筋力で身体が硬化します。

暖簾に腕押し。柳に風。しらっと見ているのがいいようです。

また予測して見てから動くのはいいのですが、案外フォアハンドで取りたいからと先に動き出すと

身体の硬化を招いてしなりのない動きとなり、返球したとしても次のアクションが遅れます。

予測と評して本当は「思い込み」「願望」ではないですか?

 

練習では見て認識してから動き出す。0.2秒の遅れが逆にしなりとなり柔らかさを演出します。

上手い方の動きは、ゆっくりしていても次の瞬間大きくしなやかです。伸びのある身体です。

ゆっくり構えて見てから動きませんか。

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