①サービスレシーブをアングルにドロップショットで落とされる。
相手前衛が肩口に来たチャンスボールをドロップショットで落とす。
自分はベースラインに居る。本当に腹が立つ。なめられた!!
②ところがペア(前衛)の頭を超して来た縦ロブ。走って打ったけど返球できず。
腹が立つけど、上手いなあ。ただし頭上抜かれたペアの前衛は申し訳なさそう。
③雁行陣対相手並行陣で、相手がアングルにドロップショットを打つ。
上手いなあ。テクニカルショットだ。
この①~③の違いは何ですか? 腹が立つのと上手いなあの違いです。
個人的な見解ですが、プレーヤーの概念ではないでしょうか。
ベースラインにいる自分と相手は互いに深くて強い球を打ち合う。甘くなると前衛がボールを叩く。
シングルスでも深さや角度で相手を走らせてオープンコートに攻め込みポイントを取る。
テレビでプロの試合を観ているとよくある光景です。
そのイメージが強いからドロップショットで決められると腹が立つのでは?
そんな狭いところ打たんでもええんちゃうの!
だけど並行陣同士なら角度で打ち合うからドロップショットも上手いと思う。
そんな狭いところよく打つなあ。概念の違いかと思う。
だから私はドロップショットを多用します。短いボールの処理はテクニックが要ります。
つまり前方に走ると、ネットは高くなり相手は前に居てコートは狭く時間も取れない。
私がベースラインからのドロップショットを万一失敗しても、叩かれるのは私の前衛(すまん)
深いボールは相手コートへの距離が取れるし高く打て、時間も稼げるから楽。バカ打ちしても返球できそう♪
こう考えればドロップショットは有効な選択肢でしょう。テクニカル要るんだけどね。
余談ですが、ジュニアのシングルス試合でドロップショットが多用されるようになったのは、この10年です。
はい。錦織選手の登場でドロップショットが容認されました。
20年も前なら日本の学校教育上(?)許されませんでした。卑怯なショットとしてブーイングの対象でした。
「汚い手でポイント取るな、しっかり打ち込め!」そう指導するコーチもいっぱい居ました。
今では上手いと評価されるようになりましたけど・・・ね。